レベプシーはてんかん発作を抑制する抗てんかん薬で、てんかんにおける部分発作と全般発作に対して用いられています。日本ではベプシー、イーケプラが、同じ成分を含む薬剤として販売されています。有効成分であるレベチラセタムは新世代薬と呼ばれ、てんかんの抑制に対して重要とされるタンパク質SVA2と結合する作用があります。その働きによって、神経伝達物質が過剰に放出されることを防ぎ、てんかん発作を抑える効果が発揮されます。レベプシーは大人だけでなく、小児に対する安全性と有効性が確認されています。従来の抗てんかん薬のように段階を追って投薬量を調整する必要がないため、より素早い治療効果が期待できます。