ネオカルムプラス 5mg+2mg 100錠（トリフルオペラジン+トリヘキシフェニジル）は、統合失調症やパーキンソン病の治療に用いられる医薬品です。インタス社が製造しています。有効成分はトリフルオペラジンとトリヘキシフェニジルという物質で、それぞれ異なる作用を持ちます。トリフルオペラジンは、脳内のドーパミンという神経伝達物質の受容体に結合し、その働きを抑えます。これにより、幻覚や妄想などの陽性症状や、無気力や感情の鈍化などの陰性症状を改善します。トリヘキシフェニジルは、脳内のアセチルコリンという神経伝達物質の受容体に結合し、その働きを抑えます。これにより、筋肉のこわばりや震えなどの錐体外路症状や、唾液分泌の過剰などの自律神経障害を改善します。この薬は、定型抗精神病薬と呼ばれるグループに属し、他の抗パーキンソン薬と併用する場合もあります。この薬は、統合失調症やパーキンソン病における精神症状や運動障害に悩む患者さんにおすすめです。