クロピバスA（プラビックス＋アスピリン）は、心臓の動脈硬化によって心筋に十分な血液が供給されなくなるために発症する虚血性心疾患の治療に用いられる抗血小板剤コンプラビン配合錠のジェネリック医薬品です。有効成分の1つであるプラビックスは、血液を固まりにくくする作用があるので血液内で血液が固まってできる血栓を防ぐ効果が期待できます。また2つ目の成分であるアスピリンには、血小板のシクロオキシゲナーゼをアセチル化する働きがあるので、血小板が活性化することを阻害する作用があります。この2つの効果によって血栓ができるのを阻害し、心筋梗塞や狭心症でステントを留置するときに使用されています。クロピドグレルとアスピリンを併用することで、90日内の脳卒中再発リスクが32%減少したという臨床試験データが発表されています。