ネスプ注射液
ネスプ(Nesp)注射液は、薬効成分であるダルベポエチンアルファを含有した持続型赤血球造血刺激因子製剤です。本剤の使用によって、血液中の赤血球を増加することができ、腎性貧血や骨髄異形成症候群に伴う貧血の治療に効果を示します。骨髄には赤血球を含む各種血球に分化する多能性幹細胞が存在しており、それらが分化・増殖することで赤血球や白血球が生成されます。有効成分であるダルベポエチンアルファは、ヒトエリスロポエチン製剤(エスポー注射液)と同じく赤血球の前段階である赤芽球系前駆細胞のエリスロポエチン受容体に特異的に作用します。それによって分化・増殖が促され、赤血球産生を促進します。本剤にはドーピング検査に影響を及ぼす可能性のある成分が含まれているため、公式競技等に出場される方は、医師や薬剤師にご相談の上使用するようにしてください。
価格: 11,918円 – 65,915円
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静脈内投与します。
【腎性貧血】血液透析患者の方には、初回用量として、通常週1回20μgを静脈内投与します。エリスロポエチン(エポエチンアルファ(遺伝子組換え)、エポエチンベータ(遺伝子組換え)等)製剤からの切替え初回用量としては、通常、週1回15~60μgを静脈内投与する。維持用量として、貧血改善効果が得られたら、通常、成人にはダルベポエチンアルファ(遺伝子組換え)として、週1回15~60μgを静脈内投与します。週1回の投与で貧血改善が維持されている場合は、その時点での1回の投与量の2倍量を開始用量として、2週に1回投与に変更し、2週に1回30~120μgを静脈内投与することができます。腹膜透析患者及び保存期慢性腎臓病患者の方には、 初回用量として、通常、2週に1回30μgを皮下又は静脈内投与します。エリスロポエチン(エポエチンアルファ(遺伝子組換え)、エポエチンベータ(遺伝子組換え)等)製剤からの切替え初回用量としては、通常、2週に1回30~120μgを皮下又は静脈内投与します。維持用量としては、貧血改善効果が得られたら、通常、成人にはダルベポエチンアルファ(遺伝子組換え)として、2週に1回30~120μgを皮下又は静脈内投与します。2週に1回投与で貧血改善が維持されている場合は、その時点での1回の投与量の2倍量を開始用量として、4週に1回投与に変更し、4週に1回60~180μgを皮下又は静脈内投与することができます。骨髄異形成症候群に伴う貧血に用いる場合、通常、ダルベポエチンアルファ(遺伝子組換え)として、週1回240μgを皮下投与します。なお、貧血症状の程度、年齢等により適宜減量されます。
血圧上昇、肝機能異常(Al-P上昇、γ-GTP上昇、AST(GOT)上昇、ALT(GPT)上昇、ビリルビン上昇)、頭痛、シャント血栓・閉塞、けん怠感、LDH上昇、脳出血、脳梗塞、肝機能障害、高血圧性脳症、黄疸、ショック、アナフィラキシー、赤芽球癆、心筋梗塞、肺梗塞などがあります。
ダルベポエチンアルファ
協和キリン
本剤の成分又はエリスロポエチン製剤に過敏症の方は使用しないでください。本剤は、血液疾患の治療に対して十分な知識・経験を持つ医師のもとで、使用が適切と判断される方にのみ投与してください。ショックなどの反応を予測するため十分な問診が必要です。本剤の使用によって血圧上昇、高血圧性脳症を引き起こす恐れがあるため、血圧、ヘモグロビン濃度、ヘマトクリット値などの推移に十分注意してください。本剤の効果発現には鉄の存在が重要となるため、鉄欠乏時には鉄剤を摂取してください。本剤の使用により高カリウム血症が認められる場合があるため、食事管理を適切に行ってください。本製品にはドーピング検査に影響を及ぼす可能性のある成分が含まれているため、公式競技等に出場される方は医師や薬剤師にご相談ください。
2〜8℃に保存してください。